「いきもののカタチ」(著者:近藤 滋 発行所:学研プラス)を紹介します。カブトムシのツノが、いつ。どのように形成されるかご存じでしょうか?
資料をご覧ください。→ いきもののカタチ
p.1 幼虫→蛹(さなぎ)→成虫の順に変態していきますが、蛹の段階でツノが形成されている写真は見たことがあると思います。左下の写真ですね。 では、幼虫から蛹の段階でどのようにツノが形成していくか? 風船のように伸び縮みする袋に、ドロドロの液体を注入してツノがちょうど「ピロピロ笛」を伸ばしたように膨らみ、表皮が硬化してツノが出来上がるのです。同心円部分が、蛇腹のように伸びていきます。 先日「ソフトロボット自作してみますか?」で紹介したソフトロボットにも似ています。
ツノが成長するシミュレーション動画です → https://www.youtube.com/watch?v=TNoZB7JHgUk
p.2 カブトムシより複雑な「ヨツコブツノゼミ」のツノ形成の説明図です。フラクタル図形のような袋にカブトムシ同様に、ドロドロ液体を注入して膨らませるようです。
歩き方が滑稽です → https://www.youtube.com/watch?v=Diik-8_ls9A
遺伝子の中に、ツノの設計図が組み込まれているのですから、自然は素晴らしい。生物からヒトは学ぶことは多いですね。