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「きざし」が大事

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予測不能の時代」(著者:矢野和男 発行所:草思社)から、気になったトピックスを紹介します。「ウーダとは?」で取り上げたように、今までは、PDCA・CAPDo・OODA(ウーダ)サイクルを回すことを推奨してきました。ところが、上述の本では「PPPシステム」を提唱しています。 PPPシステムの概要を資料にまとめてみました。

資料はこちら → PPP

p.1 PPPシステムは、Predict 予測・Perceive 気づき・Prioritize 優先化です。従前のPDCAサイクルのCHECKで用いる「統計手法」は過去のデータを基に解析しますので、過去の延長線上しか予測できません。左下の図をご覧ください。過去データからの予測曲線(破線)からズレの「きざし」をキャッチしたら、それを基に未来の予測を修正するのがPPPシステムです。OODA(ウーダ)システムの「観察」がこの「きざし」をキャッチすることに相当するとすれば、PPPシステムはOODAシステムと同様なのかもしれません。 いずれにしても、PDCAサイクルは標準化されたシステムにしか適用できないかもしれません。

p.2 過去のデータを統計で解析して共通ルールや標準化する場合(レベル1)にはPDCAやCAPDoサイクルが向いています。教師あり機械学習を用いた解析の手段もAI分野では進められていますが、これも過去データの解析であり、新たな未来を予測することは苦手です。 上述のPPPシステム教師なし学習は、未来を予測して進むことは可能ですが、人間がその進行を制約する可能性や必要性はあります。AIが暴走しないように。

統計学が不要とは言っていません。近未来の予測は可能ですし、検証や標準化には必須の解析技術には違いありません。 今日のニュースで、レーザー光線を照射して水蒸気量を計測して線状降水帯を予測するトピックスを取り上げていました。この手法も、上述の「きざし」を水蒸気量の変化で捕らえようという試みですね。 これからの技術革新は、いかに「きざし」を捉える技術を開発できるかによると思われます。

 

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