登山された方は経験していると思いますが、頂上の間際は本当にきついですね。富士山の場合、9合目で頂上が見えているのになかなか登頂できずにいると9合目半という標識が出てくるのです。まだ残り半分もあるという思いと、あともう少しで楽になるという思いが拮抗していますが、直ぐにあともう少しで登頂できるという思いが勝ちます。歩くペースも多少上がります。 こんな経験ありませんか?
資料ご覧ください → インターフェースデザインその4
須走口登山道の富士山の断面(左図)と富士宮口登山道の富士山の断面図(右図)です。5合目の標高が登山道によって異なります。御殿場口登山道の5合目は異常に低いですね。御殿場口が一番距離が長いので、そのせいかもしれません。 この断面図を見ても、最後の傾斜はきついですね。
ポイントカードが2枚あります。Aは空で、Bは既に2ポイントついています。いずれのカードもあと10回ポイントを稼ぐ必要があります。あなたは、どちらのカードを選択しますか? ただし、ポイント終了後にもらえる還元品は同じとします。 この場合、Bのカードの方が、早くポイントが溜まるそうです。
以上の2つの事例から、わかることは「目標が見えて来るとモチベーションが上がる」ということです。専門用語では「目標勾配」というそうです。 私の場合も、半分過ぎるとあと半分頑張れば終わると思いモチベーションがアップします。「本日は、hump day 頑張ろう!」も同じですね。 皆さんも、つらいことは半分までは我慢しましょう。