私は、空中写真が好きで、「鳥の目で見る」「日本列島の中に日本列島が・・・」でも取り上げました。Google mapやGoogle Earthを用いて行けそうもない場所の絶景や変わった模様が見るのは面白いです。今回は、世界の美しい地形を紹介します。
資料をご覧ください → 美しい地形
p.1 米国にある地形です。左上は化石の木が横たわっていますが、化石は色とりどりのメノウになっています。国立公園なので、拾ってくることができないのが残念です。左下は青みがかった砂岩の断層だそうです。青というのはあまり見かけないの珍しいです。「グランド・プリズマティック・スプリング」は鮮やかな色の温泉です。温泉の真中辺りはシリカ粒子が光を散乱して青く見えるそうです。温泉の中央部から青→緑→黄→橙→赤→茶と色が変わっていますが、これは繁殖している微生物の色だそうです。クロロフレクサスは最高85℃でも生きている耐熱性菌です。シアノバクテリアには、シネコッカス・フォルミディウム・カロトリクスの種類の菌がいて黄・橙・茶色を発色します。周辺に行くほど耐熱性は弱くなっていきます。微生物の種類でこんなに鮮やかな色が出るなんて面白い!
p.2 上の3枚の写真は、ウユニ塩原の乾季では六角形の模様の塩で覆われていますが、雨季になると表面に薄い水の層ができて鏡面のようになるそうです。景色が水面に映り不思議な世界を演出しています。下の3枚の写真は、北アイルランドの柱状節理です。これも六角形です。自然界では六角形が安定した構造なのですね。
p.3 南アフリカに落下した隕石跡です。直径50kmの窪みは空中写真でも明確ですが、実際は直径300kmの凹部になっているそうです。衝突の衝撃はとてつも大きいものと推測できます。東京を中心に300kmの円を描いてみました。東京23区が直径50kmで、直径300kmは関東平野をはるかに上回る大きさになります。世界には見てみたい自然がたくさんありますので、Google Earthを用いて探してみることにします。皆さんも空から眺めてみましょう。