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からだのリサイクル機構を大事に

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ライフサイエンス」(著者:吉森 保 発行所:日経BP)を紹介します。ノーベル賞の大隅良典先生の共同研究者で、「オートファジー」の第一人者です。とても読み易く書かれています。ゲノム・遺伝子・DNAという言葉の違いわかりますか? 吉森先生は、わかり易い喩えをしています。資料にまとめてみました。

資料はこちら → ライフサイエンスその2

p.1 音楽CDで喩えています。あるいは、DNAハードウェアゲノムソフトウェアという表現もされています。細胞内のDNA鎖もゲノムと言えます。一つの細胞から取り出したゲノムから人間を作り出すことも原理的には可能だからです。DNA鎖上にあるコードは所々に隙間があります。最近では、この隙間も何らかの情報を有していると言われているそうです。 ほとんどの細胞中にはゲノムが存在していますが、例外としては赤血球があります。ゲノムがないから、輸血できるのかもしれません。

p.2 「オートファジー」は、3つの重要な役割を有しています。タンパク質隔離膜で包んで、リソソームと合体後、リソソーム内の消化酵素でタンパク質を分解してアミノ酸にして膜外に放出して再利用されます。 体重60kgの人は1日に240gタンパク質を合成していますが、食事からは70g合成なので、残りはこの再生品だそうです。初めて知りました。 オートファジーが機能しなくなると脂肪肝や病気になり易くなります。このオートファジーにブレーキをかけるルビコンという物質は脂肪の多い食事を摂取過ぎると増加し、オートファジー機能が抑制されるので、気をつけましょう。 オートファジーの動画があります。ご覧ください。

その1 → https://www.youtube.com/watch?v=6Kk6UQPUM9k&feature=youtu.be

その2 → https://www.youtube.com/watch?v=mIPQHxz9unA

その3 → https://www.youtube.com/watch?v=Z0RwrBhG4R8 19:42/51:31辺りをご覧ください。

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