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よく観察すると面白いことが・・・

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昨日、水面を駆けるバシリスクの話をしましたが、今回、図書館から借りてきた「空飛ぶヘビとアメンボロボット」(著者:ディビッド・フー 発行所:化学同人)と妙なところでリンクしました。 全くの偶然です。ディビッド博士は、動物の動きを解析してロボットを作ろうしています。 この分野の研究のことを「アニマルモーション」と呼ぶようです。 この研究のためには、本物の虫や動物をよく観察するところから始まります。 博士は、冬季に研究のために購入したヘビ10匹をコートの下に入れて持ち帰ったり、家の中で這わせて動きを見たりしたそうです。ヘビ嫌いの私にとっては、とても考えられないことです。 この本の序文に猫の舌の話が出てきたので、Websiteで早速調べてみました。猫は自分の毛づくろいを舌で舐めておこなっていますが、猫の舌を見たことありますか? 私は犬派なので、ありませんが、次の資料の写真のようになっています。

資料はこちら → アニマルモーション

p.1 舌の表面にはトゲのようなものが並んでいて、トゲの先端はU字の凹みがあります。そこに唾液が溜まり、毛に接触した瞬間に放出される仕組みだそうです。ブラシのようですね。

p.2 博士は、ただの観察するだけでなく、動きをデータ化するいろいろな工夫をしています。アメンボが素早く水面を滑走する理由をさぐるために、チモールブルーを水面に垂らして、その波面を観察しています。渦が観測されるのです。ヘビが前進する力を解析するために光弾性ゼラチン歪による偏光を観測しています。力が加わった周辺が歪んで、偏光した光が通過してくるのです。 このことからも可視化すると見えてくるものが多いことがわかります。 光弾性ゼラチンの作り方のサイトを見つけました。偏光フィルム(ネットで購入可)を用いれば、応力分布を調べることができます

光弾性ゼラチン作製法の動画 → https://www.mirai-kougaku.jp/laboratory/pages/140204.php

p.3 動物の放尿時間が大小に関わらずほぼ同じであること知っていましたか? 赤ん坊、成人も同じなのです。一度に20Lくらい放尿するそうで、物凄い量ですね。膀胱の大きさが大きいですからね。 滑空する動物と言えば、ムササビを思い浮かべますが、トビヘビは10%も長く飛ぶようです。ムササビのように翼になる膜も持っていないのにです。 これも良く観察すると肋骨が拡がって三角形の形状となるようです。

象の放尿の動画 → https://www.youtube.com/watch?v=t6I0qZ3hoKA

著者はイグノーベル賞を受賞したこともあり、いろいろな事象に好奇心を持って研究されております。まだ、半分ほどしか読んでおりませんが、楽しめそうな話題が詰まっています。 以前「バイオメトリクス」の話題を取り上げましたが、生物から学ぶべきことは、まだまだたくさんありそうです。

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