本日はIoTの利用についてです。
資料はこちら → IoTその4
p.1 ホームIoTはすでに利用され始めています。外のスマホ等から自宅のエアコン、証明、電子錠を制御しています。スマートメータを利用して使用電力量の算出や精算も可能になってきています。太陽電池との組み合わせで省エネも可能ですね。
p.2 スマホの履歴をまとめています。5Gのスマホも販売開始しました。ガラケーが長かった私には、5Gのメリットがまだ理解できておりませんので、以下に説明してみます。大容量データを高速通信する以外に、IoTを利用するための仕組みも組み込まれているそうです。LTE-MのMがIoTデバイスの機械を示しています。4Gでは基地局のサーチを継続して行っているので電力を費やしていますが、5Gではサーチ期間を延ばす手法がとられています。その他の特徴も書いておきました。
p.3 4Gと5Gの比較を表にしました。大容量高速通信のために、高い周波数帯(ミリ波帯)を利用するデメリットとして、電波の直進性が増すので通信距離が短く、障害物の影響を受け易くなります。その対策として、①スモールセルと言われる小型基地局の設置、②アンテナをアレイ状にして、ビームで電波を受けるようにする、③周波数、利用時間に加えて電力のパラメータを加えてデバイスを識別(非直交多次元接続)、④通信時に通信許可を受けないグラント・フリー、⑤データ信号のやりとりだけにして、制御信号のやり取りを省くC/U分離、⑤サービス分野別の通信にするネットワークスライシングなど種々の工夫がされています。
p.4 5Gの機能として通信速度を落としてIoTデバイスを利用する機能があります。今までは、大手の通信業者のシステムを用いていましたが、小型基地局を地域毎に設け、無線局免許を取得した業者がスマートファクトリー、重機を遠隔操作した災害活動、警備などの利用することが可能となります。
p.5 Bluetoothについてまとめておきます。Bluetooth Low Energy は利用できるデバイス数が無制限で消費電力も低減化されています。
5Gは、基地局が数少ないので恩恵に与れるユーザーはまだまだ少ないですが、整備が進行していくことでしょう。IoTの話はまだまだ奥が深いのですが、ここまでにしておきます。