頭の体操です。では早速資料をご覧ください。問題はp.1~3、答えがp.4以降にあります。できるだけ直ぐ答えを覗かないようにしてください。認知バイアスの本から引用しています。
問題はこちら → バイアス3
p.1 「3つのコインを動かして、上下反対の三角形にせよ」
p.2 「小さいコップとその直径Dの2倍の大きなコップがあります。高さは同じです。 同じ高さまで水が入っています。大小のコップを右図のように傾けていく場合、どちらのコップの水が先に外にこぼれるでしょうか?」
p.3 「セル2つを赤い枠で覆いつくせるか? できる、できない理由を示せ」
p.4 答えは図をご覧ください。それほど難しい問題ではありませんね。この問題は、ある時に突然答えが閃くというものです。アハ体験と同じですね。
p.5 実際のコップに入れて実験したり図にしてしまうと直ぐわかってしまいますが、頭の中で想像し、言葉で表現するとどうでしょうか? 「大きいコップは空きスペースがあるので多少傾けてもこぼれないが、小さいコップは空きスペースが少ないので、ちょっと傾けただけでこぼれてしまう」と答える被験者が多いそうです。感覚的なバイアスが働くのですね。目隠しをして空のコップを渡し、大小のコップでこぼれるところを予想してコップの傾きを測定すると、正解の確率が高くなるようです。 体を使うことにより、頭の動きが高まります。 我々が物を考える際は、体を動かした方がよりクリエイティブになりそうです。
p.6 この問題は、失敗が見方を変えることを示唆するパズルです。体を動かした方がよいということで、赤枠のような板を作成して、プリントアウトしたチェッカーボードに置いていくとします。何回か失敗すると、「黒がいつも2枚残る」ことに気が付くのです。そこで、黒と白の数を数えてみて「なんだこんなことだったのか」と気が付く訳です。 この手の問題に慣れた方は即座に、数の違いに気が付くでしょう。欠けている角が何れも白であることに気が付く方は解決が速いですね。失敗が見方を変えると言えば、ノーベル賞受賞者もよく失敗したと言っていますね。
では、連休なので、体を使ってしっかりリフレッシュしましょうね。