「予測学」(著者:大平 徹 発行所:新潮社)を借りて来て読み始めました。最近、天気予報の予測精度もスーパーコンピュータの解析により高まってきましたね。火山のマグマの変動に伴う地震はある程度予測できるようになってきたようですが、まだまだ水蒸気爆発や熊本地震などの予測は困難なようです。このマグマの変動を可視化するためにミュオンを用いた研究が進められているようです。地球のレントゲン写真のようなものです。 以前、ニュートリノを用いて地球のCT(computed tomography:コンピュータ断層撮影)を撮りたいという夢を浜松ホトニクスの先代の社長が語っていました。地球の資源が見つけられると話していました。 ニュートリノとは別の素粒子ミュオンを用いたマグマの可視化に関する情報を調べてみました。
KEK(高エネルギー加速器研究機構)のサイトから → https://www2.kek.jp/ja/newskek/2002/novdec/muon.html
東京大学高エネルギー素粒子地球物理学分野の田中教授のインタビューから → https://wisdom.nec.com/ja/technology/2017092902/index.html
ハイライト研究より → http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/old/wp-content/uploads/2014/06/8-2.pdf
傾斜計、歪計や地震計とこのミュオグラフィを用いてスーパーコンピュータが解析すれば、天気予報のように予測精度が上がっていくのでしょう。素粒子を用いた研究は基礎的なものから、マグマの可視化のような実用的な利用まで幅が広いですね。海に囲まれた日本の資源発掘に役立てる技術や、日本発信の研究成果が出てくることを期待しています。