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レゴでベイズ統計がわかる?

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楽しみながら学ぶベイズ統計」(著者:ウィル・カート 発行所:SBクリエイティブ)をタイトルに惹かれて図書館から借りて来ました。以前に2回ほど「ベイズ統計学」は取り上げてきました「変えた方が得!!」「結果から原因を推測」。 今一しっくりきていないので、楽しみながら勉強できればよいと思いました。ところが、この暑い夏(私の部屋にはエアコンが無い)汗をかきながら、眠さに耐えながら読んでいます。それでも、ためになる部分も結構ありましたので、紹介します。

資料はこちら → ベイズ統計3

p.1 レゴを使ってベイズの定理を導くという章があります。興味を惹かれますね。通常、原因が結果に反映しますが、ベイズの定理を用いれば、結果から原因を推定できるのです。レゴのブロックの凸部をスタッドと呼びます。青のブロックのスタッドが4×10=40個、赤が2×10=20個トータル60個です。目隠ししてスタッドに触れる確率を示しています。 6個の黄色のスタッドを赤あるいは青のブロックに重ねます。黄色のスタッドに触れる確率も計算して、先ほどの赤あるいは青のスタッドに触れる確率を足すと、1より大きくなります。重なっていますから当然ですね。この重なっている部分が条件付き確率P(A/B)とかP(B/A)のように表されます。

p.2 左上の絵を青と赤のブロックに分離します。赤の上の黄色のスタッドに触れる確率が計算できます。触れた黄色の下が赤ののブロックである確率も計算できますね。6個の黄色の内、赤に接続しているのは4個ですから。この2つの確率はベイズの定理で繋がっています。

p.3 黄色の下が赤である確率は、上の式から順番に求めていくことでベイズの定理そのものに導かれることが確認できます。

レゴでベイズの定理のイメージがつきましたでしょうか? 私は、前回の「結果から原因を推測」で説明した集合の「ベン図」の方が理解し易い気がしています。

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