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植物は美の科学である(ジョセフ・パクストン卿)

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昨日図書館から借りてきた「FLORA」(監修:スミソニアン協会 キュー王立植物園 発行:東京書籍)を紹介します。図鑑なので、ずっしりと重く大きさも一回り大きい本です。価格は、5,800円です。裏表紙に「植物学は美の科学である(ジョセフ・パクストン卿)」と記されています。 確かに、通常の図鑑と違い綺麗です。興味深く眺めました。 以前のブログ「芽生える季節到来/ 足元に何が?」と重複するところもありますが、Websiteの情報で補足しながら資料にまとめてみました。

資料はこちら → 植物図鑑

p.1 「リュウケツジュ」と言う名の木です。名前通り、切り口から赤い血のような樹液が流れるそうです。 もともと、樹液は自分の身を守るためにあるので、古くから防腐剤として利用されてきているようです。私が興味を覚えたのは、ヴァイオリンの赤みを出すのにこの染料が使われていることです。

p.2 バナナが「」に分類されていること知っていましたか? そもそも「草と木の違い」は何なのでしょうか? には「形成層」があり、成長と共に年輪ができていますが、草にはないそうです。確かに、バナナや竹には年輪がありませんね。

p.3 葉の形は種々あります。 矢、ハート形があったり、のようにものもあるようです。

p.4 葉の色はいろいろありますね。カラジウムに白い色は虫に食われたように見せかけているようです。

p.5 植物は自己防衛のために、トゲのようなものを身につけています。 スイレンや蓮の水に接している裏側にはトゲがあります。水中の魚に食べられないようにしているそうです。鬼蓮は綺麗な色をしていますが、花の周りにトゲがあります。注意が必要です。

p.6 食虫植物です。ウツボカズラは良く考えられた仕組みを持っています。動物みたいです。

p.7 花粉の電子顕微鏡写真です。右下の「ハナスグリ」は愛嬌のある形です。舌を出してあかんべーしているみたいです。

p.8 オオオニバスは受粉前後で白からピンクに色が変わり、役目を果たすと水中に沈んでいくようです。「ショクダイオオコンニャク」も、短期間に全エネルギーを投入して受粉しています。生に対して凄まじいものがあります。

p.9 「エスポストア」というサボテンは花がパラボラアンテナになっていて、コウモリの超音波を反射して、コウモリを引き寄せて受粉するようです。面白い!

いかがですか? 以上のようなトピックスを盛り込みながら綺麗な写真が掲載されています。何気なく見ていても楽しめる図鑑です。

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