「美しい幾何学」(著者:谷 克彦 発行所:技術評論社)を紹介します。数学の理学博士号を持っていて民間企業でX線による分析をしていらっしゃった方が書かれた本ですので、結晶格子や群論をビジュアルに読み易く説明されています。絵も色彩色豊かで、眺めているだけでもよいですね。 著者等が主催している「数学月間の会(SGK)」のホームページをご覧ください。 上述の本ほどビジュアルではありませんが、過去のブログや資料がたくさん掲載されています。
数学月間の会のホームページはこちら → http://sgk2005.saloon.jp/page_20181106123937
上述の本には「万華鏡」の作り方も載っています。メビウス万華鏡はご存知ですか? 私は初めて知りました。こんな多面体が見えるそうです。 → https://blogs.yahoo.co.jp/tanidr/18561649.html
万華鏡と言えば、信州善光寺の参道脇にある「ギャルリ蓮」には種々の万華鏡が販売されていました。 → http://www.iikoto.net/
学生の頃、エッシャーの不思議な絵に興味を覚えたことがあるのですが、エッシャーのタイル模様は数学を利用していたのですね。 → http://sgk2005.saloon.jp/blogs/blog_entries/view/46/2e340c06148db50daae618a772629e15?frame_id=54
フラクタル図形は、自然界では、リアス式海岸、葛飾北斎の富岳36景、木の枝、野菜のロマネスコ、数学の世界ではマンデルブ集合体で有名ですね。以前のブログ「数学も美しい」や「宇宙はマトリョーシカみたいな存在?」でも紹介しました。
フラクタル立体を利用したスポンジがいろいろ応用され始めました。水を吸収するものから、最近では光や電磁波を閉じ込める研究もされているようです。
メンガーのスポンジ → http://fukiyo.g1.xrea.com/math-osy/menger.htm
数学というと敬遠する方がおられますが、いろいろな場面に応用されています。この本の著者は、数学を広めるためNPO法人を立ち上げたそうです。