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いちばんたいせつなことは

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星の王子さま(仏:Le Petit Prince、英:The Little Prince」(著者:サン=テグジュペリ 訳者:河野万里子 発行所:新潮文庫)を読んでみました。挿絵を見たり、断片的な部分を読んだりはしていましたが、完読はしておりませんでした。 このところ理系の本が多かったので、書店で本を漁っていたところ、何となく惹きつけられたものがあるので、読んでみることにしました。 絵本のイメージが強く子供の読み聞かせ用かなと勝手に思っていたのですが、大人の読物ですね、この本は。

先ず、この絵は何を表していると思いますか? 大人は、「ハットかな?」と思う人が多いと思います。 ところが、星のお王子さまは「ゾウを消化している大蛇ボア」とわかってしまうのです。 確かによく観察すると右端にはボアの目がついています。 この一節を読んで、ハットだけにハッとしました。説明されないとイメージできないのが大人だそうです。 想像力の欠如ですね。 反省、反省……。 

人の意見を聞かない王様と王子様のやり取り、持ち上げて喜ぶ「大物気取り」、外出しないために自分の星の地理を把握していない地理学者」、何も考えず指示されてガス灯の点灯・消灯をする人などが登場してきます。 思わず、そういう人いるなあと頷いてしまいます。

キツネの名セリフ「ものごとはね、心で見なくては良く見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」は奥が深い言葉です。噛みしめたい文言ですね。

以前のブログ「プーと大人になった僕」で「本当に大切なものは?」というのもありました。

皆さんも、時には昔の名作と呼ばれる本を読んでみたらと思います。読む年代により感じるところは変わってくると思います。

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