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2つの紙リングが交差する不可能物体ついに完成!!

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紙でつくる不可能物体」(2018/4/9投稿)ブログの添付資料の最終ページにある「不可能物体」をどのように作製するかについて、考え始めて、やっと昨日(2019/10/21)一つのアイデアを考えつきました。1年半、毎日考えていたわけではなく、今回のアイデアは、考え始めた頃には既におぼろげに持っていたのです。1枚の紙では重なっている部分を作るのは、おそらく不可能です。 「おそらく」というのは、100%ないとは言い切れない気もするからです。

ついにやりました。完成品はこれです。やったー!! 2つのリングが分離していることを示すために赤い紐を巻いておきます。2つのリングが重なっている部分にも紐が通っているでしょう。 周囲の四角の縁とリングは切れていませんし、同じ平面上にあります。 さあ、どうやって作るのでしょうか? 皆さんも、頭を捻って考えてみてくださいね。 今回上手くできたのは、以前のブログ「紙パズル やっとスッキリ」(2018/7/2投稿)が参考になっています。

 

上に至るプロセスとして、当初、薄い紙なら難しいけれど厚紙ならできるのではないかと思っていました。そこで、発砲スチロールで試作してみるのですが、リングが重なった部分を分離するのが難しく、分離できても上と下の層の厚みがあるので、1枚から作ったように見えない難点がありました。発砲スチロールなのでナイフで切断すると見栄えも綺麗ではないですね。 昔、ニクロム線に電流を流して切断する装置を自作してきると断面が綺麗にきれることは覚えているのですが、装置を作るのも面倒なので断念しました。 次に考えたのは2枚の紙を貼り合わせて、重なる部分だけ貼り合わさないようにするというアイデアです。ラベル作成の紙が市販されているので、これが成功のポイントでした。

この問題もやっとスッキリです。難問は、長い間寝かしておくと何とかなるものです。 困った問題は、少し寝かしておきましょう。

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