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予測や原因究明に役立つツール(T法)

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本日より、品質工学の考え方で考案された有用なツールである「T法」を紹介します。以前の「正常、異常をどう数値で判断するか?」「MTシステムの活用例」で既に単語としては登場しています。 実際の使用方法を述べます。T法の効能は、①未知の対象物の特性値が予測できる②異常な対象物について、どのパラメータが寄与しているかを優先順位付けできることです。本日はT法の大まかな流れを述べます。

資料参照 → T法手順

今回は、予測の手順を説明します。 1)対象にする特性値の平均値辺りのデータ単位空間とする、 2)離れた特性値信号空間に選ぶ、 3)単位空間信号空間により、未知の対象物の特性値を予測するという手順になります。

通常は、横軸及び縦軸は1つずつの1対1の相関関係ですが、T法の横軸は複数の項目になります。 追って説明しますが、実際の解析では横軸が特性値縦軸に複数のパラメータをとります。 多変量解析に似ているところがありますが、SN比を用いるところが異なります。 工程保証に従事している方は、上述の効能②が可能なので、是非マスターして欲しいと思います。 準備ができ次第、使い方をお知らせします。

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