細胞内の分子モーターというテーマで検索していたところ、面白い動画を見つけました。英語の勉強をしながら見てください。我々の体の中で、メラノソーム、細胞の核、RNA、ウィルスなどいろいろのものが移動しています。この移動の駆動力はATPやADPによります。 このミクロな世界を覗いて見てください。
これです。 → https://www.youtube.com/watch?v=9RUHJhskW00
見る時間を省きたい方のために資料にまとめました。 → 移動するタンパク質
長時間(35分25秒)の動画のため、ポイントになるタイムスケジュールを示しておきます。
開始直後: タンパク質が微小管(Microtube)のに沿って移動していく様子のアニメーションです。 「ロード・オブ・ザ・リング」に出てくる「歩く木」のようですね。
5:18: 解説者の横の動画をご覧ください。神経細胞のようなものが動いています。「Kinesin」はプラスチャージ方向に、「Dynein」はマイナスチャージ方向に移動します
10:30: 動く動力源はATP→ADP-Pi→ADP→Empty→ATPのサイクルが関係しています。これは、26:45頃にアニメーションで再登場します。
13:22: 細胞の核が移動している動画
14:20: メラノソームがホルモンにより収縮したり拡散したりする動画。カメレオンの色が変わるのは、これと似た動きでしょうか?
14:56: 狂犬病のウィルスが移動している動画
15:38: ショウジョウバエのRNAが移動している動画
18:50: in vitro(体外での実験)でマイクロビーズを付着したタンパク質が微小管に沿って移動している動画
19:19: in vitroで蛍光色素を付着したタンパク質が微小管に沿って移動している動画
20:05: 上述のビーズや蛍光色素が吸着した部分をガラスに担持させて、タンパク質のフィラメントを運動会の大玉送り(最近の方はご存知ないか)のように移動
25:00: タンパク質の動きのメカニズムの説明
26:45: KinesinがATPやADPを取り込んだり、放出しながら動くメカニズムの説明です
29:52: 光に感応してタンパク質を動かす試みもあるようです