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絵、音楽それとも文章ですか?

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文庫本になったので、久々に村上春樹の小説「騎士団長殺し」(発行所:新潮文庫)を読み始めました。「1Q84」以来、かなりブランクがありました。「1Q84」は、月が2つもある異次元の世界の話で、どうも読み終えた後の爽快感がなく、どうして村上春樹氏はこんな人気がでるのか不思議でした。一時はノーベル賞の話もありましたね。 今回は、このタイトルに興味を覚えました。 まだ一冊目なので、ストーリーは見えてきていないのですが、後半頃より次を読んでみたくなってきました。 1Q84を読んでいると、クラシック曲が登場してくるのです。 ヤナーチェク作曲の「シンフォニエッタ」が小説冒頭に登場しました。 トランペットファンファーレが出てくるのを知っていたので、そのお蔭で小説を読み始めたのかもしれません。

シンフォニエッタはこんな曲です → https://www.youtube.com/watch?v=BAmuvFglu0g 

今回は、と共にクラシック曲が登場してきます。 モーツァルト作曲のオペラ「ドンジョバンニ」の「地獄落とし」のシーンを絵にしたものが登場してきます。 イタリア語で「ドンジョバンニ」、スペイン語では「ドンファン」と呼びようです。 リヒャルト・シュトラウス作曲の「ドンファン」は、以前N響アワーのタイトル曲になったこともあり、好きでよく聴いていました。

ドンファンはこちら → https://www.youtube.com/watch?v=5oUkcqDCyVU

今回登場の「地獄落とし」のあらすじはこちら → http://www.classic-suganne.com/entry/2018/02/10/203710

ドンジョバンニが貴族の娘を誘惑し、その父親の騎士団長を殺してしまいます。 騎士団長の石像の前を通りがかった際に、宴会に招待すると、亡霊が宴会に現れ、地獄に引き込まれるという話です。モーツァルトはそれを音楽で表現していますが、村上春樹氏は絵をイメージしてさらに文章で表現しています。 本にイラストはないので、読者がイメージするしかありません。 動画で受け身になりがちですので、是非、本を読んで想像力を高めてみてください。

地獄落とし」はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=7cb1QmTkOAI

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