以前にも折紙の話題は何度か投稿しました。今回は、実際に折ってみました。 以前のブログは→ 「折り紙は素晴らしい要素技術!!」
資料はこちら → ミウラ折りなど
p.1 「ミウラ折り」の展開図が左上にあります。 赤線を山折り、青線を谷折りにするとコンパクトに畳むことができます。 この折り方は、人工衛星のソーラーパネルや地図などに応用されています。
p.2 正方形の部分を折っていくと十字形になっていきます。 これは宇宙ヨット「イカロス」のソーラーパネルに使われたようです。打ち上げ時にコンパクトに収納し、宇宙ではできるだけ広いソーラーパネルにするには、ミウラ折りと共に「折紙」の手法は役立つのですね。
p.3 「なまこ折り」です。 伊豆半島の松崎に「なまこ壁」がありますが、この模様に似ているのか、折った後の形が「海鼠(なまこ)」に似ているからなのでしょうか? この折り方のステントを血栓で詰まりかけた血管内において再狭窄を防止することに応用されています。
以上のように、コンパクトに収納して、使う際に拡がる性質を利用して宇宙から医療機器等まで種々の応用が期待されます。 日本の文化である折紙も奥が深いですね。
参考にしたWebsiteはこちら → http://mitani.cs.tsukuba.ac.jp/origami/main.html