連休に入ったのに、ブログ作成は自転車操業です。全然ストックされず、困っています。 投稿も深夜になってしまいます。 昼間はいろいろやることが多く、書き始める頃は眠くて眠くて。 ネタがないので、今日も本の紹介です。「へんちくりん江戸挿絵本」(著者:小林ふみ子 発行所:集英社インターナショナル)です。江戸時代は浮世絵が有名ですが、庶民が描いた絵には当時の文化や世相が描かれています。現代のようにITがない時代ですので、表現は絵か文字になるのでしょう。 動物を擬人化した「鳥獣人物戯画」が有名ですが、江戸時代に「田舎荘子」という本にある挿絵は、ムカデと蛇が「足がある方がいいか、ない方がいいか」で挑発しています。 ここに目鼻もないミミズが登場して「ただ造物者に身に任せるのではなく、道の大意を知るべき」と説きます。 蝉とその抜け殻の対話も面白いですよ。
田舎荘子の原文はこちら → http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/teikoku_rakugo/teikoku_rakugo14.pdf
神様や仏様が遊女たちと遊んでいる絵もあります。 仏様が光背を背負いながら遊んでいるのです。 バチが当たりそうな絵ですが、江戸時代の挑戦的でウィットがある絵ですね。 この他には、星図の説明、駄洒落、デザインや妖怪など盛り沢山出て来ます。 興味のある方読んでみてください。 絵を眺めるだけでも面白いですよ。