来週2018年9月24日が「中秋の名月」です。 月面の模様は日本であれば「ウサギの餅つき」ですが、元は仏教と共に中国を経て日本に伝わってきたそうです。これについて検索していたら、その経緯をまとめたサイトがありました。 → http://www2s.biglobe.ne.jp/~yoss/moon/MoonRabbit.html
大元は仏教の説話「ジャータカ」(釈迦の前世にまつわる話)から中国を経て日本に伝わり「今昔物語」に登場することになったそうです。一方、シルクロードでヨーロッパにも伝わり聖獣として「三兎紋」に表されてもいます。
この仏教説話は、ウィキペディアに書かれていました。こちら → https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E3%81%AE%E5%85%8E
その部分引用します。「猿、狐、兎の3匹が、山の中で力尽きて倒れているみすぼらしい老人に出逢った。3匹は老人を助けようと考えた。猿は木の実を集め、狐は川から魚を捕り、それぞれ老人に食料として与えた。しかし兎だけは、どんなに苦労しても何も採ってくることができなかった。自分の非力さを嘆いた兎は、何とか老人を助けたいと考えた挙句、猿と狐に頼んで火を焚いてもらい、自らの身を食料として捧げるべく、火の中へ飛び込んだ。その姿を見た老人は、帝釈天としての正体を現し、兎の捨て身の慈悲行を後世まで伝えるため、兎を月へと昇らせた。月に見える兎の姿の周囲に煙状の影が見えるのは、兎が自らの身を焼いた際の煙だという。」 さらに、「老人は光が弱々しくなった冬至前の太陽、帝釈天は光を取り戻した冬至後の太陽」だそうです。 こんな話を思いながら、中秋の名月を眺めるのもいいですね。
中国では薬草を杵でついていますが、日本は餅ですね。どこで変わったのか?
日本以外の国では、見る位置が異なるので、違った形に見えます。 こちら → 月面の模様
この模様についても、各々物語があるのでしょうね。