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暗闇で経験すること

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夏のキャンプに付き物の「肝試し」について書きます。 大先輩の指導者が凝った演出をされていました。 暗闇で通常は、大きな声を突然したり驚かすのですが、何も言わず仮面を被って座っていたり、寝ていたりするのです。静かですと、かえって不気味です。 私は以前、傘を急に広げるこんにゃくをぶら下げるミュージック・ソーを鳴らす火の玉をぶら下げる等いろいろ試してみました。一番怖がったのは、金属の鎖を「じゃりじゃり」させながら後を追いかけることでした。人間は、前から驚かすより、後ろから来られる方が怖いですね。

肝試しは、暗いといっても目を凝らせば、姿形はぼんやりとわかりますね。 以前ボーイスカウトの「オーバーナイトハイク」を実施した際に、真っ暗なトンネルを歩いたことがあるのですが、周りが全然見えないのです。手探りで行くのですが、方向があっているのかどうかもわからず不安になります。 トンネルの壁にたどり着いて漸く安心した思い出があります。 これに似ているのが善光寺の「戒壇巡り」です。 案内板には「道場」と書かれています。善光寺の地下に入っていくと、真っ暗闇の空間です。暗闇の恐怖心に打ち勝ち、何事にも屈しない勇気と精神力を得るための「道場」という意味なのでしょう。ご本尊様の真下にある錠前に触ってくると仏様とご縁を結び極楽浄土が約束されると言われています。ここは真っ暗なので、壁を伝って歩いていきます。思ったよりも低い位置にありますので、ご注意ください。本当に光の有難さがよくわかる瞬間です。

上述の「オーバーナイトハイク」とは、夜中徹夜でハイキングすることです。電車で出発地点まで行き、21時か22時頃から15~20kmほど歩きます。 流星群が見えて感動しますよ。 休み時間に食べるカップラーメンの美味しいこと。 一番眠いのは明け方ですね。 休憩ポイントで寝てしまうスカウトを起こしておくのが大変です。日が上がり、ゴールが近づくとスカウト達は急に元気になり歩く速度も一気に早くなります。 全員が完歩した時の達成感は格別ですね。

 

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