目的の場所にいくためには、地図とコンパス(方位磁石)が必要ですね。コンパスを落とした時、5寸釘を持っていれば命が助かるかもしれません。
資料をご覧ください。 → 5寸釘で磁石
北の方向に釘の先端を向けて、カナヅチで5寸釘の頭を叩いて後、発泡スチロールのトレー(惣菜や刺身の下敷きのトレー)の上に載せて、水に浮かべます。トレーが回転して静止した時の釘の先端方向が北の方角です。 p.2のように釘の中に小さな磁石がたくさんあると考えてください。最初は各々の磁石がバラバラの方向を向いていますが、磁石を付けたり、磁石で一定の方向にこすると「磁化」して、釘が磁石になります。クリップをくっつけることができるようになります。 この釘を熱するとまた、内部の磁石がバラバラになって磁石でなくなってしまいます。 地球も大きな磁石で南極と北極の間に磁力線が走っています。この磁力線に並行にして、カナヅチで釘の頭を叩く(ショックを与える)と内部の磁石が同じ方向に整列します。
物理現象は、整然な状態と混沌とした状態に分類されそうですね。鉄の内部磁石がバラバラの状態と磁化された状態。 高分子の非晶質と結晶質。 ゴムの伸びた状態と縮んだ状態などなど。