「目的と目標の違い」について先日説明しました。 本日は、「〇〇への手順」のように「〇〇」にどんな言葉を入れても構わない万能な「手順(思考回路)」について述べます。世の中でも既に、異口同音同様なことが言われています。 私のオリジナルではありません。でも、この手順(思考回路)を覚えておけばどんな課題も解決する手法になると考えます。 「〇〇」には仕事、プレゼン、資料作成、入試、旅行、料理などなど何でもOKです。 まとめると「〇〇」は「自分が願望する理想像」、一言で言うと「ゴール」です。
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どこかで見た図に似ていますね。そうです。「目的と目標」の説明に用いた富士山登頂の図と同じです。 手順(思考回路)は、①最初に自分が目指すゴール(理想像)をイメージします。②現状を知ります。③ゴールと現状のギャップを認識します。④このギャップを埋めるための「対策」を練ります。ここはアイデア勝負です。登山と同じように、いろいろなルートがあります。そのためには、引き出し(知識)が多ければルートをいくつもリストアップ可能です。あとはリスクを考慮してルートを決めて実践していきます。うまくいかなければ、別のルートを実践してみます。
富士登山であれば、「ゴールは富士山登頂」で、現状は東京にいるとします。ギャップは、東京から富士山までの行程ですが、登山道が不案内、体力不足や天候状態などもギャップの中に入ります。このギャップを埋めるためには、いろいろな対策があります。行程であれば、東京駅からIR→新宿から高速バス→富士吉田5合目→富士山、東京から新幹線→新富士からバス→富士宮口5合目→富士山 などのルート、道が不案内であれば、ガイドを依頼する。体力面のギャップであれば、途中山小屋で泊まる、事前に足慣らしをして体力不足を補う。天候のギャップであれば、防寒具、雨具、暑さ対策を行う。などの対策を講じて実践すれば、ゴールを目指すことができるはずです。 現状が5合目に居るならば、ギャップは前述のものとは変わってきます。
ゴールが入試合格や資格取得であれば、今の自分の現状の実力を知ったうえで、合格のための条件とのギャップを認識すれば、対策を考えることが可能になってきます。あとはその対策を目標を決めて実践していけばゴールに到達できます。 富士山登頂や入試合格はゴールが明白ですが、仕事を上手に進めることができない方は、ゴールをイメージできないからだと思います。自分が何を目指すのか、何を理想とするかを「イメージする」ことが「肝」です。