非対称なものには「美」がある。という話は、いろいろな方が語っています。 古から日本人は、そう感じていました。 そこで、対称・非対称なものを探してみました。
次の資料をご覧ください。 → 非対称の美
建築物の並びや庭園は、西洋が対称を、日本は非対称を好むようです。華道や茶道あるいは絵画の世界では、非対称が際立っています。真中のデザインをご覧ください。左下には空間が拡がっています。 空間があることで、見た人がいろいろな想像ができるのではないかと思います。創造性が豊かになりそうで、私は好きです。
次のサイトご覧ください。ここから引用しました。 → http://fuuryuu.jp/technique/margin
西洋が対称に「美」を求めるかというとそうでもなく、あの正確にデッサンするダビンチでさえ「モナリザ」は非対称なのです。 日本でも鳥居は対称ですし、家紋は対称形が多いですね。 自然科学の世界はどうかというと、前回紹介した数学の「マンデルブロ集合」や「雪の結晶」はシンメトリー(対称)です。
最近、「美人の条件」はシンメトリーだということで、その方法を紹介するWebサイトが多いようです。 人それぞれ好みはあると思いますが、ロボットに近づくようで好きにはなれないですね。 対称・非対称がバランスよく存在していれば、各々の良いところが見えてくるのでしょう。