和弓と洋弓の中でも「ベアボウ」と呼ばれている弓は、サイト(照準器)は使用せずに、「距離が30mの場合は、畳1枚分下に矢先を合わせる」などに自分で決めておきます。フリースタイルのアーチェリーの場合は、サイトを装着します。ベアボウの愛好家は、サイト使用は邪道だと言っています。ベアボウこそが、自然での狩の姿に近いと思っています。 私は特にこだわりは無いので、サイトを使っていました。 そのころから私は「データ好き」人間でした。なんでも、データ化して絵にしていたのです。
次の資料ご覧ください。 → アーチェリーサイト位置
これらのデータは30年以上も前の「剣山フィールドアーチェリー場」でのデータです。右のターゲット(的)の図は、サイト位置を3.5にした時の矢が刺さった場所を●印で記入して、ターゲットの上に偏っていたので、サイト位置を3.75にしたところ×印になったことを示しています。 このようなデータをとっておくと自分の癖がよくわかります。 左図は横軸がターゲットまでの距離、縦軸がサイト位置です。 このフィールドアーチェリー場は、ゴルフコースのようにINとOUTがあり、距離、ターゲットの大きさや、山の方に向かって射る、谷に向かって射る、川越え、あるいは歩み寄りながら射るなど いろいろなシチュエーションが用意されています。この図の赤枠のように、同じ距離でも上に向かって射るか、下に向かって射るかによってサイトが変化します。 この辺が面白いところです。 フィールドアーチェリー場では、矢をよくなくしました。探しても、見つからないのです。石に当たって、予想外の場所に飛んでいったり、土の中にめり込んでしまうなどです。 雪の中でやって見失った時には、春になるまででてきませんね。
フィールドアーチェリー場で歩いていると、アケビが熟していたり、動物が横切ったりなど自然と触れ合えるの楽しいですよ。 また、動物の絵をターゲットにする場合もあります。急所が点が高くしてあります。 ボーイスカウトを連れて行った時は、大小いろいろな風船を畳にとめておき、どこに当てるか宣言させて得点を競うゲームをしました。風船が割れると気持ちが良く、スカウトも楽しんでいました。