昨日「自由演奏会」に行ってきました。 吹奏楽に縁がない方はご存知ないかもしれませんが、全国各地で行われている音楽(特に吹奏楽)の愛好者が一同に会して、午前中に楽譜が配布されてリハーサルをして、午後から演奏会を開催するイベントです。「上野の森ブラス」のチューバ奏者である杉山先生が立ち上げた演奏会です。私も5、6年前ぐらいから参加して、病みつきになっています。「自由」と言うだけに、どのパートを吹いても、疲れたら休んでも良いですし、音が出る楽器なら何でもOKです。最近は、バイオリン、リコーダー、オカリナ、変わり種では「ほら貝」で参加の方もいらっしゃいます。曲の進行をあまりにも妨害することをしなければ、何でも許されます。杉山先生と一緒に堺先生にも指揮をしていただくのですが、お二方とも非常にユニークです。本番よりリハーサルは見ているだけで楽しいですよ。演奏者は参加費を払いますが、観客はリハーサル及び本番共に無料です。とにかく、観客より演奏者の方が人数が多いのです。
堺先生の教え方からは、学ぶところが多いです。 先生のWebサイトをご覧ください。 → http://takeya.waf.jp/
堺先生の指導例を紹介します。①楽譜にp(ピアノ)とかf(フォルテ)という記号が書いてあると思いますが、pは「音が小さい」、fは「音が大きい」と音楽の授業でならったと思います。 pは「可愛らしい」「やさしい」などような感情表現であったり、「エネルギーが内在する状態」など様々の状態を示すそうです。単に音の強弱を示すだけではないことを教えてくれます。 脱線しますが、日本の教育は「1+4は幾つになる?」という教え方で答えは1つに決まってしまいます。 欧米では「足して5になるなるのは何?」という教え方をするそうです。これに似ていますね。答えは1つでないのです。
②初見(初めて吹く)の曲なので、難しいスケール(音階)などは直ぐには吹けません。そんな時先生は、音が上昇するスケールの時は、押さえていた指を順番に離していく、下降する時は指を順番に押さえていけばよいと指導してくれます。臨時記号は気にしないで、勢いです。
③バスドラ(大太鼓)が大事な箇所では、太鼓を壊してもよいほど叩きなさいと言います。「自分は、TVのコマーシャルの曲も指揮していて、金持ちだから大丈夫」とも言います。
堺先生の自虐ネタ「ベイマックス」も受けます。 昨日は浜松市の東隣にある磐田市で開催されましたが、「ゆるキャラ」の「しっぺい」も登場して、子供達も大喜びです。「しっぺい」は白いのですが、昨日杉山先生は「堺先生は黒いしっぺい」と言って笑いを誘っていました。
昨日の磐田の自由演奏会では、ご当地のメロン、牛肉やお酒が抽選でゲットした方がおりました。音楽好き以外の方もどうぞ。 → http://jiyuuiwata.web.fc2.com/
昨年の演奏会の風景です。「しっぺい」が登場してきます。 → https://www.youtube.com/watch?v=VEtKrIlMsWc
昨日の演奏もYoutubeにアップされていました。 → https://www.youtube.com/watch?v=NXRGcQVA060