トピックス 品質工学

曲がっていてもOK!

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SN比の算出式を整理しておきます。場合によって使い分けます。

資料はこちら → 品質工学その3

p.1 目標値に合わせる「望目特性」で用いるSN比は、ST、Sm及びSeを算出後、分散分析表を作成して式を作成します。静特性なので、入力は1ポイントです。

p.2 誤差因子がなくn回の反復試験の場合は上半分ですが、実際は下半分の誤差因子を設定した動特性を評価することがほとんどです。分母が上下で異なることに注意ください。誤差因子が複数の場合は2の代わりに誤差因子の数を入れます。

p.3,4 以前、成形の転写性を評価する際に「標準SN比法」の手法を説明しましたが、詳細の説明は省きました。特性はいつも直線になるとか限りません。例えば左図のの曲線が理想であることがあります。この場合、理想曲線の縦軸の特性値を横軸にします。色の曲線の特性値を新しい横軸に対してプロットすると色の直線になりますね。当然ですね、同じ特性値なのですから。誤差を与えた際の特性値は左図の曲線になります。これを、右図にプロットすると、どこかで見たようなグラフになります。誤差因子N1及びN2直線になっています。こうなれば、p.2の下半分の方法でSN比を求めることが可能となります。 理想に近づけるための最適なパラメータを直交表実験により求めればよいのです。 今回は、感度は算出しません。理想の感度は1と決まっているからです。SN比で最適条件を求めていきます。 いかがですか、この標準SN比法は上手く考えたものです。 どんな特性でも評価できそうですね。

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