昼間は、木のおもちゃを集中して製作しているので、ブログ作成していると居眠りしてしまいます。昨日の品質工学の英語バージョンは意外に時間がかかり、真夜中の投稿になってしまいました。 連休前に、研修生に品質工学に使用する「コマ」の材料を集めておくように伝達しました。オンライン研修なので、各自にコマを用いて直交実験を実行させてみようと思っています。 以前から、手軽にできて品質工学を実感できるものがないか探しているのですが、なかなか良いものがないですね。私の先生は、ミニチュアのゴルフで実験をするのです。練習用の芝まで持って来られます。 Websiteで検索すると、紙コプターがよくヒットします。 以前、ゴムの力で飛行機を飛ばすことも試しましたが、広い場所が必要なので諦めました。 4年ぐらい前、後輩に対戦型コマ「ベイブレード」をたくさん持っている方がいたので、借用して実験を考えてみました。まだ借りています。すみません。 以下資料は、当時の研修で実施した際の説明資料です。英語を付記しているのは、海外の研修生用です。 過去資料で、本日は手を抜きますが、実験の流れを掴んでください。
資料はこちら → 品質工学 実験
p.2 目的機能を明らかにします。
p.3 評価方法を決めます。ベイブレードはスターターがありますので、引っ張る紐の長さで駆動力(信号因子)を変化させて、回転時間yを特性値として計測します。
p.4 誤差因子は、通常をN1、アルミ箔を凸凹にして敷いた状態をN2とします。
p.5 ベイブレードは5つのパーツから構成されています。各々のパーツを3種類用意します。例えば、コマの軸先端は、プラスチック、ゴム及び金属を選定しました。
p.6 A~Fにパーツ、GとHは落下に関する制御因子を設定し、各々水準を表にしてあります。
p.7 直交表です。
p.8 実験の手順を説明しています。
p.9~11 実験後の手順を説明しています。
上述の実験を途中まで実施した結果をExcelにしてあります。18行の実験を実施している時間がなかったので、実験1と13だけ、研修生に実験してもらいました。それ以外は、事前に私が実験してデータを入れてあります。 研修生には、要因効果図から最適条件、最悪条件を決めてもらい、確認実験を実施して推定利得と確認実験の利得を比較してもらいます。
Excelファイル → L18 top(case1)
p.12~23 p.13にある「U-CAS(うかす)」という磁気浮上コマを用いた事例です。 これもいろいろパラメータがあり、品質工学で解析可能であると思い、考え方だけ紹介しています。このUーCASについては、過去ブログ「「浮かぶもの」アラカルト」で取り上げています。