国土地理院から得た地図情報を図にして表示します。 市町村の境界線、川、鉄道、道路あるいは建物を各々別のレイヤーにして、見たいレイヤーだけを重ね合わすことが可能です。 先日紹介した「地域研究のための空間データ分析入門」(監修:蒋 湧 発行所:古今書院)」の説明を言葉で説明するのは骨が折れますので、一昨日同様に絵でまとめてみました。 私自身、今後使用する際に操作法を忘れないためにも。 これでもまだ十分ではないので、真剣にやってみたい方は、本を購入された方が良いと思います。非常に細かい手順なので、実行してはその結果を資料にするのに時間を要して、昨日の投稿に間に合いませんでした。
先ずはQGISというソフトを無料でダウンロードします → https://www.qgis.org/ja/site/forusers/download.html にアクセスしてください。
最新か長期(安定)、32か64ビットの4種類のソフトがあります。 ご自身のPCのCPUが32か64ビットかを調べて、長期を選定しておけば良いと思います。ダウンロード後、解凍して起動してください。
QGIS起動後はこちらの資料をご覧ください。 → 地図情報表示
p.1 設定で、起動時に新規のプロジェクトになるように設定ください
p.2 プロジェクトのプロパティで、世界共通の座標系のコードを入力します。左のコード表を見ると、豊橋市は「2449」を入力します。
P.3 一昨日、国土地理院から得た地図情報が保存されているフォルダから「.shp」という拡張子がついているファイルをドラッグ&ドロップして表示させます。左下のレイヤーにドラッグした項目の凡例ができるはずです。一旦、プロジェクト名をつけて保存しておきます。
p.4 豊橋市以外の余分なものを削除 ここでは防波堤を削除しています。
p.5、6 豊橋市の境界線を明確にして保存する。 最初のデータには豊橋周辺の情報も入っています。
p.7 項目毎に、豊橋市外のデータをクリップして削除していく
p.8 レイヤー毎に、色や線の太さを設定していきます。凡例の項目のところをダブルクリックすると設定のプロパティが表示されます。
p.9 プリントアウト用のレイヤーを作成します。
p.10 地図を白紙の部分に入れ込み、凡例を好きな場所に入れます
p.11 距離のスケールや北向きの印を好きな場所に入れ込む
p.12 上述の完成図を3つの種類の何れかを選択してデータをエクスポート可能です。
細かい説明が難しいので、絵で説明しましたが、上手く実行できましたでしょうか? 説明資料作成に結構手間がかかりました。 次回は、国勢調査結果やコンビニなどの情報をプロットしてみようと思います。