浮かぶ物には非常に興味が沸きますね。以前のブログ「浮かぶものアラカルト」でも紹介しました。 現在、リニア新幹線の工事が着工され、完成すると時速500kmで走行する予定です。 浮く原理は何となく思っていたのですが、ようやくわかりました。列車の両脇にある壁の中にはコイルが2段になっています。 外側はN極、S極が交互に切り替わって推進力になります。内側は上下に8の字のコイルがあり、これには外から電流は供給しません。 列車側には超電導磁石とそれを冷却する液体窒素と液体ヘリウムがあります。冷却すると電気抵抗がゼロ近くなり強力な電磁石になります。 列車の磁石が通過すると、壁の内側のコイルが電磁誘導で電流が流れて電磁石になります。8の字なので上下が反対の磁極になります。例えば、列車がS極で壁の下側を横切ると下側はS極、上側が反対のN極になりますので、車体は下のコイルから反発、上のコイルに引き付けられて浮き上がります。 電磁誘導なので、省エネにもなりますね。 走行開始時は、まだ浮くほど電磁誘導による磁場が形成されていないので、タイヤでレールの上を走行していて、時速150kmぐらいになると浮き上がるそうです。 上手く考えられています。 早く乗ってみたいですね。
動画で分かり易い説明があります。 こちら → https://linear-chuo-shinkansen.jr-central.co.jp/about/
現在の新幹線が開発されていた昔から、既にリニアモーターカーの研究は始まっていたそうです。 日本の技術は素晴らしい!