先日のブログで紹介した「精神科医が教える 良質読書」の中で、難しい本に挑戦してみるというのがあります。 早速、理論物理学の「超ひも理論」に挑戦してみました。とは言っても、読み易そうな「超ひも理論をパパに習ってみた」(著者:橋本幸士 発行所:講談社)を図書館から借りて読んでみました。丁度新刊本コーナーにありましたので。2日間でスラスラ読めてしまいました。内容はあまり理解できなかったのですが。 最近の理論物理学者は、ユニークな方が多そうです。著者の橋本教授の情報を検索していたところ、写真のようなTシャツをデザインしてトレードマークにしているようです。 何に見えますか? 反っている牛なのです。 「反り牛(そりうし)」=そりゅうし=素粒子 です。 これ、すっかり気に入ってしまいました。
本の内容をパワーポイントにまとめてみました。詳細は読んでみてください。 → 超ひも理論
p.1 難しい式が書かれていました。 上の2式の下の式は1億円の懸賞が掛かっており、スーパーコンピュータで数値計算はしているようですが、数学的にはまだ解けていないようです。 この式の記号自体何がなんだかは、この本には説明されていませんでした。 「宇宙を支配している式」は、こちらを参照ください→ https://gendai.ismedia.jp/articles/-/55445?page=2 この式で宇宙を全て表すことができるようなのです。理解不能です。
p.2 この話は面白いですよ。 2次元の人には3次元の一部しか見えていないのです。そうなると、我々3次元の人間は4次元以上のものは一部しか見えないのでしょうね。UFOは3次元を通過した一瞬見えるということなのでしょうか?
p.3 2次元の紙を異次元の方向に丸めることを「余剰次元のコンパクト化」というそうです。 この筒を遠くから眺めると1次元になってしまいます。
p.4 グルーオンという素粒子があります。クォークをくっつける作用のある素粒子だそうです。グルー(glue)は英語で糊(のり)とか接着剤を意味しています。グルーオンは無限に分裂していき、その運動方程式が上述の懸賞が掛かっている式なのです。
p.5 「超ひも理論」では、「開いたひも」で光を含む電磁波を、「閉じたひも」で重力が説明できます。空間を曲げる力が重力で、重力があることは空間の距離を測定することで検知可能です。距離というと2乗の和が登場してきます。
p.6 開いたひもが移動すると2次元の膜のように見えますので、「ブレーン」と言います。膜のことを「メンブレン」と呼びますよね。3次元の次数を一つ下げでブレーンとみなします。「閉じたひも」はこのブレーンから飛び出して多次元の世界を移動可能ですが、「開いたひも」はひもの両端をブレーン内に接したまま上下方向に動きます。
p.7 「閉じたひも」はブレーンから多次元空間に飛び出し、ブラックホールに取り込まれていきます。
ざっと本の内容をまとめてみました。 読みやすかったのですが、まだまだ「超ひも理論」は理解不能でした。 またおいおい興味を持って接していきたいと思います。 資料作成していたら0時回ってしまいました。