「感性の教室」(著者:末永幸歩 発行所:ダイヤモンド社)を読み始めました。印象派のモネは、ご存知ですね。モネは、自分の目で捉えたままの景色をそのまま絵にしていて、「ルーアン大聖堂」に関しては、約30の絵が連作となっています。その一部を載せます。

ルーアン大聖堂を知っておられる方は、おそらく写真のような色合いを想像すると思います。モネは、時間や天候による光の加減により色合いや陰影が異なる見え方を忠実に再現しようと思って描き続け、都度新しい発見を見出していたようです。
「チェッカーシャドウ」の図のAとBの色を比較すると、同じ色であるにもかかわらず、一般人はAの方がBよりも濃いと思うはずです。その理由が、円柱の影があるためだと思うはずです。実際は、チェックパターンにより、Bが薄いグレーであるはずという思い込みの方が強く影響しています。 一般人が「ルーアン大聖堂」を描くと、写真のような絵を描いてしまうのも、「チェッカーシャドウ錯視」と同様の効果が働いてしまうようです。 モネは、自分の目で見たありのままの光景を大事にしています。 我々も、先入観に囚われることなしに、自分の感性を活かしたいものです。