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哲学だから

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近頃、隈研吾氏の建築物がボロボロになっているというニュースが、ちらほら報道されています。「雲の上のホテル」(高知県)は、築27年で解体、「那珂川町馬頭広重美術館」(栃木県)や富岡市庁舎(群馬県)は腐食でボロボロの状態だそうです。この他、2020年東京五輪の新国立競技場、JR高輪ゲートウェイ駅、根津美術館、サントリー美術館、角川武蔵野ミュージアムなど作品は多数あります。隈研吾氏は、木材、竹、石、和紙など地域の素材を活かした「負ける建築」という独自の哲学を確立してきています。たまたま、図書館新刊コーナーに「なぜ建築家は無茶するのか」(著者:吉田研介 発行所:草思社)という、興味深いタイトルの本がありましたので、借りてきました。建築家の目から、隈研吾氏について述べている章があります。広重美術館の木材には、耐火・防腐の薬剤を塗ってあったようですが、半永久的ではなく維持メンテナンスが必要であったようです。受注者側は、ネームバリューデザイン性に注目し、メンテナンスまでは考慮していないところにも原因があるようです。「負ける建築」だからしょうがないのかもしれません。

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