ある特徴にかかわる遺伝子を見つけるのは宝探しであり、研究者は様々な実験方法を用いて探索しています。ショウジョウバエを使って、酒に強いかどうかの遺伝子を探るため、図のような滑り台の上部にハエを載せておき、アルコールを嗅がせます。酒に弱いハエは滑り落ち、強いハエは残ります。落ちるまでの時間を計測して、酒に強いか弱いかを判定するそうです。面白い実験を考案したものです。夏休みの自由研究にもなりそうな方法です。 昨日、NHKの「ダーウィンが来た」を見ていたら、小学生や中学生が面白い研究をしている話が紹介されていました。小学生はタコの生態に興味を持ち、家で飼育していました。家で飼育すること自体難しいのですが、新鮮な海水を汲んで来て環境を整えているようです。タコとハイタッチすることを目指して、いろいろ試行錯誤していました。タコの知能は高く、相手が危険でないことを認識させて、ハイタッチすることができ、ボールのキャッチボールもできるようになっていました。タコ研究の大学教授も絶賛していました。 もう一人の中学生は、フンコロガシに興味があり、減少して来ている森の宝石と言われている「ルリセンチコガネ」を増やすための研究を始めたそうです。モグラや蟻よりも深い地中60cmまで穴を掘り、糞を運んでいくことを実証していました。最初は光ファイバーで巣の中を見ようとしましたが上手くいかず、大胆にもショベルカーで掘って、巣を探していました。そして、家の中に観察するための透明な筒に土を入れて観察しています。そして糞球の中の幼虫を見つけています。やればやるほど、疑問が湧いてきて、次の研究テーマになるそうです。 二人共、もはや研究者です。素晴らしい!!
好奇心があれば
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