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ビジュアルで使い勝手がいい

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カナダのアルバータ大学マギル大学の研究グループによって運営されている「MetaboAnalyst」を紹介します。多変量解析などの統計処理手順を追って進めてくれるフリーソフトです。今わかっている範囲で使用方法をまとめました。まだ試してみただけですので、不明な点はありますが、何とか主成分分析を実行してみました。

資料はこちら → MetaboAnalyst

p.1 ➀「MetaboAnalyst」(https://www.metaboanalyst.ca/)にアクセスします。②左サイドにある「Data Formats」クリックし、データ形式の中から「濃度」データである例えば「cow_diet.csv」をダウンロードして、ご自身のフォルダに保存しておきます。実際に使う場合は、このデータ形式にデータを合わせておくと問題なく解析可能であると思います。③クリックしてスタートするとポップアップ画面が現れますので、「Continue Analysis」をクリックすると右下の画面が表示されます。④「Statistical Analysis[one factor]」をクリックします。

p.2 ⑤Data Fileに②でダウンロードした「cow_diet.csv」を指定します。「+Choose」をクリックして、ご自身のフォルダ内にあるファイル名を指定して開くをクリックするとファイル名が表示されます。今回は「濃度」形式のデータなので、「Concentrations」を選択しています。そして、Submitをクリックします。⑥Proceedクリック、⑦「Normalize」をクリック→ OK表示→ Proceedクリックの順番で進行します。左サイドに進行状況を表示していてくれます。⑧下方にスクロールして処理したい統計手法をクリックします。

p.3 ⑨PCA(主成分分析)をクリックするとOverviewの実行結果が表示されます。赤枠内をクリックすると、いろいろな観点で見たグラフが表示されます。バイプロット図3D図も表示でき、3Dではカーソルにより回転させることもできます。 今までの統計ソフトよりもビジュアル的なグラフで見映えがいいですね。

今回のソフトは、スペクトルデータのように波長毎に多くのデータが存在するような場合の解析に便利であると思います。是非試してみてください。

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