「この世でいちばん を科学する」(著者:ディヴィッド・ダーリング 発行所:原書房)の中で、動物の大小、五感能力及び耐久性が取り上げられています。上述の本は、言葉でしか説明していないので、ネットで調べてまとめてみました。
資料はこちら → いちばん
p.1 以前に、スケール則で一部取り上げたことがありますが、今回は最小の動物です。「コビトジャコウネズミ」は、体重が1.3gです。1円玉が1gですから、非常に軽い動物になります。心拍数が早いほど寿命が短いことは周知の事実ですが、このネズミも寿命は短いですね。マメハチドリも小さく、卵の大きさはさらに小さくなります。地球上で最大の動物は、シロナガスクジラです。最大恐竜のアルゼンチノサウルスの体重より重たい。
p.2 視力は猛禽類が人間の8倍、聴覚はコウモリに食われないようにハチノスツヅリガは、超音波領域の30万ヘルツまで聞こえるそうです。嗅覚では、アフリカゾウが数キロ離れた水の匂いが認識できると言われています。特別な能力としてカモノハシのクチバシには、電気を感じる4万個もの受容体があり、獲物を認識しています。
p.3 動物の温度及び放射線に対する耐久性を絵にしてみました。122℃に耐えられる菌は滅菌でも死滅することは困難です。極低温度では、−24℃で光合成をする植物がありますが、「クマムシ」は絶対零度〜100℃まで、さらに真空で、数千グレイまでの放射線に耐えられるので、宇宙空間でも生き延びられます。ただし仮死状態です。微生物の中には、放射線に強い菌も存在します。地球の天候が異変しても、これらの微生物が生き延びていくのでしょうね、きっと。