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不可能 → 夢かなう

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ウイルスは「動く遺伝子」」(著者:中村桂子 発行所:エクスナレッジ)を読んで、遺伝子のイメージが変わりました。DNAは変化しづらく、RNAは突然変異し易いと印象を持っていたのですが・・・・。青いバラの話がわかり易い事例です。以下にまとめてみました。

資料はこちら → 動く遺伝子

青いバラ花言葉は、「不可能」でしたが、最近では「夢かなう」「奇跡」「神の祝福」に変わったそうです。サントリー他の研究者が青いバラを遺伝子操作で造りました。既に、右図のように、大腸菌にある「プラスミド」という丸い輪のタンパク質の一部を切ってヒトインスリン遺伝子を組み込んで大腸菌に戻すと、インスリンを生成するという技術が発見されていました。この技術を用いて、プラスミドに青色遺伝子を組み込んで、元の細胞に戻すことによって青いバラができたようです。開発の詳細は→https://www.suntory.co.jp/sic/research/s_bluerose/ を御覧ください。

プラスミド」の存在とその利用を考えた人は、素晴らしいですね。

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