「体を動かしてみ(観)て!!」で、体を動かしてみないと脳が上手く機能しない実験を紹介しました。「シンプルで脳科学的に正しい読書法」(著者:茂木健一郎 発行所:PHP出版)を読んでいたら、同じようなことが述べられています。教養は「静的教養」と「動的教養」に分類され、本を読むだけでは「静的教養」で終わってしまいます。では、「動的教養」にするには、どうすればよいでしょうか?「楽してはいけない」でも取り上げましたが、脳というシステムに知識というインプットを入れたら、アウトプットとして何らかのアクションをする必要がありそうです。例えば、散歩中にGoogleレンズで草花の名前を調べてみる、美術館やコンサートに出かけてみる、創作活動してみるなどのアクションに繋げると、本からの知識が身についていくことになります。上述の本では、これ以外に幾つかのポイントを挙げて説明されていますが、私自身が自然に実行するようになった共感ポイントをピックアップしてみます。
- いろいろなジャンルの本を読む ←科学書の他に興味がなかった本も読んでいます
- 複数の本を同時並行で読む ←複数並行すると飽きないで読める。少し前に戻って読み直すので、知識が短期記憶から長期記憶になりやすい
- 難易度を無視して読む ←最近、難しくて眠くなる哲学書も読めるようになってきた
茂木氏は、昔読んだ本を繰り返して読んでいるそうです。例えば、「赤毛のアン」「阿房列車」「皇帝の新しい心」などだそうです。 この連休中に読んでみようかなと思っています。