若冲の作品が来るというので、「京都 細見美術館の名品」を観てきました。「雪中雄鶏図」「糸瓜群虫図」「鶏図押絵貼屏風」など鶏を精密に鮮やかに描いています。テレビなどでは見ていましたが、本物はやはり素晴らしいですね。若冲の他に、本阿弥光悦書、俵屋宗達下絵 の[忍草下絵和歌色紙「郭公」]もありました。以前「本物を見てみたい」と言っていた本阿弥光悦と俵屋宗達コンビの本物も観ることができました。 以前から、申し上げているとおり、ライブ(生)は感性を鍛えるのに良いと思いますので、是非、機会があればご覧になってください。この展覧会は、全国を巡回中のようです。
若冲の作品 → 若冲
若冲の作品 → http://www.kyoto-artculture.com/works/
p.1 左図の「糸瓜群虫図」には、生き物は何匹いるでしょうか? 本物をしばらく見ていましたが、溶け込んでいて、なかなか見つけられませんでした。正解は次ページで。右隣の「雪中雄鶏図」は若冲の作品の中でも有名な絵です。間近で観ると雪の上に降り積もった雪が浮き出て見えます。 水墨画の「鶏図押絵貼屏風」も素晴らしいです。墨の濃淡、筆のタッチそして絵の構図が素晴らしい。父鶏は、ひよこを守るために凛々しく、母鶏はひよこを優しく見つめています。「鼠婚礼図」は擬人化されていて、面白い絵です。
p.2 左図:生き物は11匹が正解でした。「雨龍図」の顔は、赤塚不二夫の「ニャロメ」に似てひょうきんな顔をしています。 俵屋宗達が下絵を描いて、本阿弥光悦が書をしたためた忍草下絵和歌色紙「郭公(ほととぎす)」がありました。本阿弥光悦の書自体が、絵に溶け込んでいました。素晴らしいコラボレーションです。
久々に本物に触れて癒やされて家路につきました。