品質工学は、こんなに良いツールなのに、所属していた会社内だけでなく、国内においてもなぜ普及しないのだろうかということで、以前「品質工学アレルギー?」で推進者側からみた、原因を挙げて説明しました。最近、やはり使う側になって原因を考えないといけないと思い直し、品質工学を教えた研修生やコンサルタントを一緒に受けた仲間に、アンケート調査することにしました。アンケート結果を集計する前に、生成AIに「品質工学が社内で定着しない理由とその対策を教えてください」と質問してみました。ChatGPTとGoogle Bardに聞いてみた結果が以下の回答です。
回答結果はこちら → AIの回答
いずれも、同じような内容の回答結果が得られました。おそらく、「品質工学」のところを「〇〇〇」と置き換えれば、「TPM活動」「DX導入」などでも当てはまってしまうと思います。ChatGPTの回答の「2. 変化への抵抗」は、常々肌で感じていました。人間、どうしても使い慣れたツールをなかなか手放したくないですからね。リソース、教育の不足も確かにあると思いますが、管理層さらにその上の経営者のコミットメント及びサポートが必要と書かれています。そのとおりだと思います。私が会社内で推進役だった頃も、工場長の理解の基、推進することができていました。回答の最後に「品質工学は、正しい導入方法と継続的な努力によって、企業の競争力強化に大きく貢献することができます。」と書かれています。 品質工学の普及を願っております。