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数学的な視点でみると

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屈辱の数学史」(著者:マット・パーカー 発行所:山と渓谷社)の著者はユーチューバーでもあると言いましたが、以下のようにたくさんの動画を投稿しています。

マット・パーカー氏の動画 → https://www.youtube.com/user/standupmaths

1時間程度の長い動画ですが、上記の本に登場するトピックスがいくつも出てきます → https://www.youtube.com/watch?v=6JwEYamjXpA&t=1577s

幾つか間違い探しをピックアップしますので、考えてみてください。資料はこちら → 数学的な間違い

p.1 間違い探しです。どこが間違っているでしょうか? 左上は、教育における生徒・先生と親の協力関係を示すポスター。左下は、街づくりを一緒に創っていこうというキャンペーンポスター。真中はトランプ元大統領の政策イメージ図。 右は、2ポンド硬貨のデザインです。

p.2 前ページの3つの歯車の組み合わせは何れも回転できません。真中下のように立体的に組み合わせれば回転可です。 右上の2ポンド硬貨の黄色の輪の中に大小の歯車が19個ありますが、奇数個の場合は回転できないのです。右下は7個の場合です。生徒と先生が回ろうとしても、親が間に入って邪魔をするとマット氏はコメントしています。トランプの政策も、この歯車状態では実現できないでしょうね。

p.3 マット氏は、セサミストリートのアーニーの本「僕は月には住みたくない」の表紙を例にしています(左の写真)。正しいでしょうか? ネットでイラストを検索したら、同様な間違いがたくさん描かれています。左下の写真が本物の三日月です。 暗い部分にも月は存在しているので、星が見えるはずはないわけです。

p.4 間違いはわかりますか? 左の2枚は間違いです。サッカーボールは、六角形と五角形でできていますが、左は六角形のみで描かれています。平面ではOKですが立体構造にすることはできません。

マット氏は、数学的に間違っていることを探しては面白く紹介してくれています。デザインだから、問題ないと言われるかもしれませんが、マット氏のような視点で間違いを探してみるのも面白いかもしれません。皆さんも、街中などで気にしながら歩いてみるのもよいかもしれません。

 

 

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