以前のブログ「水の唐揚げ?」で紹介したaction labは、いろいろな実験を見せてくれます。 今回、面白いと感じたのは、はやぶさに搭載されていたイオンエンジンに類した実験です。
動画はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=VSYwaesDQBw
最初にイオン風の実験を解説してくれます。2つの電極間に高電圧をかけると酸素分子から電子が引き抜かれたプラズマ酸素が酸素分子を跳ねのけてイオンの風が吹き、ロウソクの炎を吹き消してしまいます。はやぶさの場合は、キセノンをプラズマ化して噴射して推進力を得ています。3:38辺りからご覧ください。ミニジェット機の針金から放電しながら、旋回します。 中心にあるのが高電圧電源のようです。尖ったところに電場が集中して放電が生じ、上述のようなイオン風が生じて旋回するのでしょう。 このイオン風を利用して物体を浮揚させることを「イオンクラフト」とか「イオンリフタ」と呼び、実験室的には成功していますが、大きな物体についてはMITの模型飛行機ぐらいしか成功していないようです。
イオンクラフトの実験 → https://www.youtube.com/watch?v=RuHsDAP8FVM
イオンクラフトの解説 → https://www.youtube.com/watch?v=8uVPjgfujcg
MITの模型飛行機実験 → https://www.youtube.com/watch?v=boB6qu5dcCw&t=27s
手回しの静電気発生装置で高電圧を発生させてイオンクラフトの実験を試みてみようと思います。上手くいったら報告します。