「「?」と「!」の2つがあればいい」で取り上げた「何のために本を読むのか」(著者:斉藤 孝 発行所:青春出版社)で紹介されていた「宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論(宇宙際タイヒミューラー理論)の衝撃」(著者:加藤文元 発行所:角川書店)を図書館から借りて来て読み始めました。 宇宙物理の本かと思ったら、数学理論の話でした。 未だに解決されていない「ABC予想」を今までにないIUT理論で証明した?らしいのです。 日本人の数学者である京大の望月新一教授が編み出したのが「IUT(宇宙際タイヒミューラー理論)」です。 まだ読み終わっていないのですが、以下の動画をご覧ください。朝日新聞の記者(大学院で素粒子専攻)が、ABC予想について分かり易く説明されています。望月教授が、「逃げ恥」のガッキーや欅坂46の「サイレントマジョリティー」がIUT理論を表現していると感動した話も出てきます。 堅苦しい動画ではないので、是非ご覧ください。 上述の本を読み始めて、少し飽きてきたところ、この動画を見て最後まで読んでみたくなりました。
ABC予想とIUTに関する解説動画はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=j-W50g6mOmQ
望月教授のブログはこちら → https://plaza.rakuten.co.jp/shinichi0329/diary/201701060000/
「サイレントマジョリティー」の歌詞を引用して説明されています。 また、センターの平手友梨奈さんだけが拳を挙げる仕草が数学の「デルタ関数」であると言っています。数学の理論とエンタメをリンクさせている面白いブログです。 このブログを読んだら、私のブログは貧弱なものに思えてきてしまいました。
「宇宙際(うちゅうさい)」の「宇宙」とは、数学を処理する一つの世界(舞台)を示し、それがパラレルワールドのように幾つも存在しています。「際」とは、パラレルワールドを行き来する「架け橋」を意味します。 国と国を行き来するという意味で「国際」という言葉が使われているのと同じです。理論のタイトルは理論を上手く表しているようなのです。名は体を表している訳ですね。