今週は、素材に関する話を取り上げてきましたが、新しい機能を出す素材を見つけることは容易ではありません。人工頭脳AIが「アンサンブル回帰木」という手法を用いて高い断熱性能を有する素材を割り出す試みが紹介されていました。 過去の文献データを入力することによって、AIが目的とする素材の候補を見つけ出してくれるのです。実際に数種類サンプルを作り断熱性が高い組成が見つかった事例が以下の動画で紹介されています。
動画はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=nVV3HYZFYxE&list=PLuXvGpDxY2bDrXZTwADZJPV-SmeB5QHZa&index=2
アンサンブル回帰木の説明はこちら → 説明
今後は、過去のデータベースをもとにAIが候補になる組成の素材を選び、実験により検証していく研究スタイルに変わっていくものと思われます。ノーベル賞は、失敗から新しい発見が産まれることがよくありますが、AIはそのようなものを選ぶことができるのでしょうか?