「植物哲学」(著者:川原伸晃 発行所:KADOKAWA)を紹介します。「哲学」と書かれていますが、難しい話ではありません。園芸家の著者が、植物に関する多方面のウンチクを語られています。映画や本の引用がたくさんあります。以下に、引用された本の一部をリストアップしておきます。幅広いジャンルの本を読んでいますね。自分の仕事に関係する植物や土壌から次第にネットワークが拡がって行くようです。 皆さんも、自分の興味がある話題から、次第に拡げていくと、引き出しが増えてきますよ。蛇足ですが、最近の本のタイトルは「タイトルー副題」のように副題をつけて内容を説明しているものが多くなっています。
- SF小説:ブライアン・オールディス「地球の長い午後」→地球の自転が停止して・・・
- SF:スー・パーク「セミオーシス」→高度な知性を持つ竹と人とのコミュニケーション
- SF:ジョージ・オーウェル「1984年」
- SF:カレル・チャペック「ロボット」
- カレル・チャペック「園芸家の一年」←園芸家の聖典
- 速水健朗「フード左翼とフード右翼ー食で分断される日本人」
- ユヴァル・ノア・ハラリ「サピエンス全史」→人類が植物を栽培化したのではなく、人類が植物に家畜化されたのだ
- 鈴木英治「植物はなぜ5000年も生きるのか」
- 大島靖美「400年生きるサメ、4万年生きる植物」
- 嶋田幸久「植物の体の中では何が起こっているか」
- 稲垣栄洋「植物はなぜ動かないかー弱くて強い植物のはなし」
- 稲垣栄洋「雑草という戦略ー予測不能な時代をどう生き抜くか」
- 稲垣栄洋「たたかう植物ー仁義なき生存戦略」
- ジル・クレマン「動いている庭」
- ステファノ・マンクーゾ「植物は知性をもっているー20の感覚で思考する生命システム」
- ニエル・チャモヴィッツ「植物はそこまで知っているー感覚に満ちた世界に生きる植物たち」
- 園地公毅「植物の形には意味がある」
- パコ・カルボ「プランタ・サピエンスー知的生命体としての植物」
- マイケル・ポーラン「欲望の植物誌ー人をあやつる4つの植物」
- エッセイ:いとうせいこう「ボタニカル・ライフー植物生活」
- 映画:「ヴェルサイユの宮廷庭師」
- デイビット・モントゴメリー「土の文明史ーローマ帝国、マヤ文明を滅ぼし、米国、中国を衰退させる土の話」
- デイビット・モントゴメリー「土と内臓ー微生物がつくる世界」
- デイビット・モントゴメリー「土・牛・微生物ー文明の衰退を食い止める土の話」
- 藤井一至「土 地球最後のナゾー100億人を養う土壌を求めて」
- エドワード・ウィルソン「バイオフィリアー人間と生物の絆」