昨日、今季の新人研修が終了しました。私も10年弱研修担当してきましたが、切りがよい節目でリタイヤすることに決めました。最初は「QC7つ道具」を教えるだけでしたが、いつの間にか増えていき、装置の組立以外は一通り教えることができるようになりました。やはり「継続は力なり」です。最初の頃は、講義と実技が夫々独立しているので、時間枠と講師を決めればスケジュールを調整するだけで済むカリキュラムの形態を成していましたが、これでは研修が終われば、忘れてしまうなと思いました。講師の皆さんと議論し、「ものづくりの流れ」を演習とグループディスカッションを主体にした研修に仕上げてきました。開発からのインプットを受けて、設備仕様、レイアウト、製造原価、製造条件、バリデーション、工程保証、生産移管の流れを実技を通して学んでいきます。生産技術だけでなく、品質部門の研修生も同様の内容を実践します。演習では、統計手法も交えながら進めていきますので、統計手法を単独の講義で実施するよりは実践的で、眠くなる心配もありません。実際に使ってみた方が統計の理解も深まるはずです。 私が描いていた研修スタイルにほぼ近づいたので、後は後輩の講師陣が継続して「進化」させていって欲しいと思います。私は、新たなステージ(まだ未定)に向かって進んでいきたいと思います。ブログは、あと2~3年で10年になりますので、まだしばらくは続けると思います。