以前から、数式で考えると対策が打ち易いという話をしてきていますが、本のタイトルがダイレクトに表している「仕事は「数式」で考える」(著者:ジャスティン森 発行所:青春出版社)を紹介します。スキル向上やビジネスにおける課題に関する数式事例がたくさん紹介されているので、詳細は、読んでいただけたらと思います。これらの事例を参考に、アレンジして自分なりの式を作成すればよいと思います。私なりの考えを資料に補足してみました。
資料はこちら → 仕事は数式
p.1 数式は、左辺に「仕事において達成させたいもの、向上させたいもの」つまり「目標」ですね。右辺は、「左辺を達成させる因子や向上させるための重要な項目」です。右辺の式は、➀掛算・割算の場合と②順番に加算あるいは減算する場合があります。➀の場合は、因数分解のイメージですね。②の場合は、同じ数式でも順番を意識した方がよいそうです。事例を2つ示します。「売上」の場合は、「客数」対策が最重要課題であることが理解できると思います。
p.2 「仕事の進め方、スキル」についての数式を集めました。信用性右辺の分母にある「我田引水性」という項目はユニークな表現ですね。自分の利益ばかり考えると、信頼性は落ちるということになります。「仕事の優先順位」の右辺最後にある「志」も大事な因子ですが、掛算でなく足算になっているところがミソです。
p.3 「ビジネス」に関する数式です。「企業の儲け力」にある「アービトラージ」と「レバレッジ」は耳慣れない言葉です。
p.4 お金が貯まらない人は、貯蓄や投資にまわすお金を考えないため、収入が増えると支出も増えてしまい、貯蓄に回すお金がなくなってしまいます。意識の問題を数式にも表す必要があるということです。嫌なことの影響を受けないようにするためには、嫌なことを分散するように分母を大きくすることが必要です。