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弱い繋がりも大事

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ネットワーク理論」では、ノード(点)エッジ(線)があり、エッジがノードを結んでネットワークを形成します。多くのエッジが集まるノードをハブと呼びます。ハブ空港とか自転車のタイヤの中心をハブと呼びますね。ビジネスであれば、社長、部長あるいは課長のような存在ですし、行政であれば知事、市長あるいは区長です。ブリッジは橋渡し役の存在を示し、例えば、異種業種交流会の主催者やコンサルタントが相当します。「人脈の繋がり」をノードとエッジで提唱した「SWT(The Strength of Weak Ties) 」について資料にまとめました。

資料はこちら → 人脈の繋がり

マーク・グラノベッター(社会学者)が提唱したSWT理論は、訳すと「弱い繋がりの強さ」で、図のようなネットワークで説明されます。2つのコミュニティあるいは組織があり、各々にAとF()のハブがいて情報が集められ、構成員に対して指示・命令が出ます。実線がその際の強い繋がりです。同じコミュニティ内にいても、弱い繋がりの構成員も存在します。他部署や他地区にいる構成員の場合は、弱い繋がりになります。一方、EとJあるいはBとG()を結ぶエッジは破線なので弱い繋がりですが、コミュニティ間のブリッジとなり得ます。同級生、親戚、同好会の知り合いあるいは異種業種交流会での知り合いがブリッジになります。弱い繋がりですが、新しい情報がビジネスチャンスになることがあり得ます。強い繋がりはコミュニティを団結させますが、閉鎖的な弊害も生じる危険性があります。強い繋がりと弱い繋がりのどちらも大事ですね。

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