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いつひらめきますか?

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アイドリング脳」(著者:井ノ口馨 幻冬舎新書)を紹介します。副題が「ひらめきの謎を解き明かす」となっています。私の場合、研修で新しいことを企画する場合のひらめきは、仕事中ではなく、入浴時朝起きた時が多いように感じます。著者は数々の論文を手掛けられ紫綬褒章を受賞された脳研究者ですが、同様なことを述べておられます。温泉地などでひらめくようです。ノンレム睡眠ノム睡眠がありますが、過去の情報を繋ぎ合わせたりしながら、ひらめきの素を作る作業をしていて、忘れたように思っていても、どこかに痕跡が残っているようです。「ベアリングのボールを握って眠る」でも、取り上げたように、過去の偉人達も「ひらめき」のために種々の工夫をしていました。著者等はAIを用いた研究を進めるようですが、意味がない事項を結び付けてひらめくことがAIにはできるでしょうか? これができるようになれば、本当に人間の出番がなくなってしまうかもしれません。

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