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稀れに起きると有意?

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4回あるいは5回続けてあるいはが出る確率は稀ですね。有意差検定有意水準5%というのも、このぐらい稀なことが起きると有意差があるね、ということが言えるわけです。

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5回連続してクジを引いた場合の数は32通り5回連続当たる確率は1/32=0.03125100回に3回稀に起こる確率とほぼ同程度です。4回連続の場合は、100回に6回起こる確率なので、有意差水準5%は、4〜5回連続して起きる確率と同程度となります。「どちらになるか分からないことが5回続くと、それは大抵5回続いた方が正しいと判断できる」つまり稀なことが続くのだから有意であると判断する、となるわけです。例えば、サンプリングした標本の分布の平均値が比較対象の分布棄却域にある場合、明らかに標本は比較対象の分布と有意差があると言えますね。 有意差検定を、こんな見方もできるんだということを「めくるめく数学。女性数学者たちが語るうるわしき数学の物語」(著者:嶽村智子等 発行所:明日香出版)を読ん思い、少しアレンジしてみました。

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